先日
「値段はいくら?」
と問い合わせをいただき、
わかりやすいように価格表を掲載しました。
このブログでも少し触れましたが
これまでは、
敢えて価格は掲載していませんでした。
それには、
戦略があってのことなのですが、
お客様がわかりやすいのが1番と思い
掲載することにしました。
日々評価、改善ですね。
今回は効果的な価格表示の方法について考えてみようと思います。
はじめに
まずは大前提として
価格を出すのも出さないのも戦略。
ということです。
どちらにもそれぞれメリットとデメリットがあります。
その上で
ご自身の事業と照らし合わせ
ベストな戦略をとっていきましょう。
【価格を出す】
メリット:顧客を安心させられる
価格表示があると顧客は安心します。
価格表示がないと
顧客は、
比較検討の判断材料がなくなり
購入のハードルも上がります。
デメリット:「価格だけ」で判断され、機会を逃す
価格を表示することのデメリットは
安くすると
価格重視の質の良くないお客(表現がわるくてすみません…)が来る。
高くすると
商品の本来の価値を伝えられないまま
価格だけを見て判断され、
検討すらしてもらえないことがある。
以上が「価格を出す」ことのメリット・デメリットです。
ご自身のサービスが
「価格帯で勝負する」
という方は
価格を表示する戦略をとると良いでしょう。
価格を出さない
メリット:相手にあった予算を柔軟に組める
本来の商品の価値をしっかりと伝えた上で、
その価格の価値があるかを判断してもらえる。
デメリット:顧客の猜疑心を煽る。
価格がわからないと
顧客が
「この店は自分に対して正直に接していないのではないか?」
と疑いの気持ちを抱いてしまう可能性が上がります。
それにより購入や問い合わせまでの参入障壁が上がってしまいます。
ご自身のサービスが
「価格よりも質重視」
という方は
価格を出さない戦略が向いていると言えます。
価格表示の小技
「端数効果」
というものがあります。
街中でもよく見られるのもので、
価格が3万円ではなく2万9,800円
と設定されているような商品がありますが
これは「端数効果」を狙ったものです。
人の視線は左から右へと流れていきます。
そのため、
人が価格を判断する時は
1番最初に目にする
1番大きな桁の数字に特に影響されがちです。
日本人の場合は
一番右の数字が8のときに、
最もお得だと感じるということが研究で実証されています。※0を除いたうちで
あらゆる商品の価格表現に利用されている「端数効果」ですが、
「安っぽくなってしまう」
というデメリットもあります。
そのため、
高級感を売りにする商品やサービスの価格表現には
この手法は向かないでしょう。
高級感を売りにするような場合には
「名声価格」
と呼ばれる表現方法が有効となります。
9万9,800円ではなく10万円
とすることで
「価格の高いものにはそれだけの付加価値がある」
という心理を突く方法のことです。
価格設定をする際は
参考にしてみてください。
効果的な価格表示
価格を出す出さないには
メリット/デメリット
があります。
「価格で勝負する」のなら
価格を出す。
「商品の質で勝負する」のなら
価格を出さない。
価格を出す出さないで
困った際には、
価格を出しておいた方が
無難とも言えます。
ご自身のサービスと照らし合わし
最適な方法を選んでみてください。